みずほ銀行では、多種多様な帳票を紙ベースで受領・処理する業務が依然多く、人手に頼るプロセスが業務負担・コスト増大の要因となっていました。特に、社内での帳票内容の確認やシステム入力、ミスのチェックに多大な時間がかかっていました。
帳票のうち形式が統一されたものから優先的にRPAとOCRを導入することで、一部業務の自動化を段階的に推進。AI-OCRによって手入力の作業負担を減らしつつ、確認作業や例外処理については従来通り人手での対応を残しました。全体の約30〜40%の帳票処理を自動化し、現場の業務効率と精度の向上に寄与しています。
自動化対象となった帳票業務については入力ミスが大幅に減少し、単純作業の負担も着実に軽減。自動化導入部分のROIは年間で1年半ほどで回収できる見込みとなっています。現場の担当者からも『入力や確認作業のミスやストレスが減った』という声が聞かれています。
みずほ銀行では、AI-OCRとRPAを用いて標準フォーマットの帳票処理を自動化し、手入力作業時間の3割以上削減を実現しました。例外帳票や手書き様式は引き続き現場対応とする現実路線の取り組みです。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01285/010900105/
標準化可能な帳票業務については自動化範囲を拡大予定。さらに、他の文書業務(経費精算や顧客情報入力等)への横展開を図り、段階的に業務効率化の幅を広げる計画です。
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