ITソリューション営業では、商談後の議事録作成に時間がかかり、情報共有が遅延。記載者ごとに書式や粒度がバラつくため、次回提案の方向性や顧客の真意解釈にズレが生じ、顧客満足と受注率に悪影響が出ていた。録画の聞き直しも非効率で、1件あたり最大1.5時間の後処理がボトルネックになっていた。
唯一の解決策として、商談メモと音声を“タイムスタンプ”で自動連携するAI議事録運用へ全面移行する。具体的には、商談中は重要発言の“内容”ではなく“発言タイミング”だけをメモし、AIが会話を自動文字起こし・話者分離・要点抽出。商談後はメモ横のタイムスタンプから該当箇所の音声を即再生し、ニュアンスや温度感をチーム全員で共有する。これにより、従来の“全てを文字で起こす”作業を廃止し、簡易議事はゼロ化。IT営業特有の専門要件や障害背景など、文字では失われがちな顧客発言の文脈を音声一次情報で再確認でき、次回アクション(要件整理・提案骨子・見積前提)の合意形成をその場で完了させる。結果として、議事録の標準化を不要にしつつ、顧客理解の深さとスピードを同時に実現する。
定量:議事録工数65%削減により同時間帯での商談枠が増加、パイプラインのスループット向上。定性:顧客の発言ニュアンスを一次情報で共有でき、要件解釈のズレが解消。提案品質の改善により顧客満足度向上。ROIの考え方:削減工数(時間/件×件数×人件費)+失注回避・商談増枠による粗利寄与 − ツール費・導入費。
株式会社フィックスポイント(IT・インターネット)の営業部門は、商談後の議事録に最大1.5時間を要し、共有遅延と記載粒度のバラつきが課題だった。AI議事録「スマート書記」を導入し、メモと音声をタイムスタンプで紐づけて重要発言を即再生。簡易議事は作成ゼロ化、全体で議事録工数を約65%削減し、商談直後の案件共有と提案品質の向上を実現した。
・プリセールス/CSへの横展開:要件定義会議や障害レビューの一次情報共有に活用。・新人育成:優良商談の“音声教材”化でオンボーディング短縮。・品質管理:提案レビューやリスク検知(ネガティブ発言フラグ)を自動ハイライト。・ナレッジ基盤化:案件タグ(製品・機能・競合)で横断検索し、再利用性を高める。
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